サワディーカップ!
エセトリリンガルのバンコク猫です
皆さんはトリリンガルをご存じでしょうか?
トリリンガルとは三か国語を習得している人を指す言葉です。
母国語と英語以外にもう1か国語を使いこなすなんてかっこよいですよね!
ちなみに僕は日本語、英語、タイ語の三か国語をしゃべることがができるのですがタイ語に関しては読み書きがほぼできません。
僕の知り合いのタイ人の方には日本語、英語、タイ語の三か国語が堪能な方が多くいるので、今回はその方の中の1人にどのようにしてトリリンガルになることができたのか聞いてみたいと思います。
日本の大学を卒業したトリリンガルのCさん
こんにちは!
はい、こんにちは
Cさんは今三か国語を自由自在に使いこなしていますが、小さいころから語学に興味があったりしたのですか?
いえ、私は数学とかが好きな理系であまり語学には興味がありませんでした。
ただタイでは小学校1年生に当たる年から英語を勉強し始めるので英語に触れ始めた年齢は低かったかもしれないです。
なるほど、別に小さいころから語学に興味がなくてもトリリンガルになることができるのですね。
そうですね。
私は18歳の時に日本語を勉強し始めたので、始めたのは結構遅いのではないかと思います。
そうなんですね!
日本語を勉強し始めたきっかけは何だったのですか?
最初は私はお医者さんになりたくてタイで1番有名な大学のチュラロンコン大学の医学部を受験したのですが、受からずにあまり興味のない文学部に受かってしまいました。
その時にちょうど政府が奨学金を出してくれる「国費留学」のプログラムの試験の応募を見つけ、文学部にはいきたくなかったので面白そうだから受験してみることにしました。
ほうほう、そうだったんですか。
はい。
そのプログラムは英語圏以外の国に留学するプログラムで、アメリカやイギリスなどの留学の定番の国に行くことができませんでした。
なるほど!
それで日本を選んだわけですね!
はい、そうです。
なるほど、それで日本を選んだわけなんですね!
その通りです。
日本を選んだ理由は何だったのですか?
やはり日本が好きだったとかなんでしょうか?
日本は好きだったのですが、日本を選んだ1番の理由は奨学金の金額が1番高かったからです。
笑笑
このプログラムの支給金額はその国の物価などをベースとした金額が支給されるので、日本はかなりの金額を支給してもらうことができました。
笑笑
プログラムの詳細まで教えていただいてありがとうございます。
それでは日本に行くことが決まるまで日本語の勉強などはしたことがなかったということですか?
はいそうです。
タイでは日本の「ドラえもん」や「一休さん」などのアニメが人気で、アニメを日本語で見たいという理由で日本語を勉強し始める人が多いのですが、私はアニメやゲームには興味はなかったのでこのチャンスをもらえるまで日本語に触れたことはありませんでした。
それじゃあ最初はトリリンガルになろうとしてなったわけではなかったのですね。
その通りです。
ではそんなCさんがトリリンガルになるために行った勉強をお伺いしていきたいと思います。
勉強法1”とりあえず書いてみる”
ではまずCさんがトリリンガルになるために最初にした勉強方法はどのようなものだったのでしょうか?
私がまだ日本語を勉強し始めたころはとにかくひらがなを書いていました。
私の考えは最初はとにかく書いてその言葉に慣れるということが大事だと思っていました。
これに関しては英語も一緒でまず書いて単語を覚えていきました。
確かに僕も最初に書いて単語などを覚えて言った記憶があります。
書いて単語を覚えるのは時間がかかりますが、体を使って覚えたものはなかなか忘れないですよね。
そうですね。
私は今でも難しい原稿の翻訳をしているとき、わからない言葉を見つけるとその言葉を書いて覚えようとしますね。
そうなんですか!
日本語をそこまで流ちょうに話せるようになってもまだ勉強しているんですね。
私はまだまだ勉強が必要ですよ笑
仕事の内容もどんどん難しくなっていくので
高度なレベルの言語ができても満足をせずに日々勉強していく必要があるんですね!
僕はそこまでストイックではないのでトリリンガルになるにはまだまだ時間が必要かもしれないですね
勉強法2”しゃべりたい国の歌を覚えて歌う”
他にはどのようにして外国語を勉強しましたか?
日本の好きな歌を覚えてカラオケで歌って発音などの練習をしていました。
その時に友達と一緒に行ったりして、友達が歌っている歌が良いなと思ったらその歌も覚えるようにしていました。
ほー歌を歌うんですか!
はい。
歌を歌うことは楽しいしリズムに乗せて言葉を出すと、ただ単語の暗記をするよりも覚えやすいし何より文章で日本語を覚えられるので効率が良いように感じました。
なるほど!
確かに僕もバンコクの正式名称(すごく長い)も歌を歌っていたら覚えられました。
やはり楽しみながら勉強すると定着しやすいんですね!
勉強法3”ニュースを字幕付きで見る”
歌を歌って日本語や英語を覚えるともう結構日本語、英語は結構しゃべれるようになっていますか?
そうですねー
この方法で外国語になれることはできて発音、センテンスの構成の仕方はなんとなくわかるようになったのですが、まだリスニング(会話の時に相手が言っている意味を理解する)ことが不十分な感じでした。
なので私はニュースを字幕付きで見るようにしていました。
ニュースですか。
なんか一気に難易度が高くなった気がしますね。
ニュースを聞くのはすごく難しかったです。
ただニュースで使われる言葉使いはすごく丁寧な言葉な上その国の標準語が使われていることが多かったので、リスニングの訓練にはもってこいでした。
確かに言われていればニュースキャスターの人の言葉使いは丁寧ですよね。
でもなぜ字幕を付けるのですか?
やはり実際にニュースを聞いてみると話すスピードが速く、聞き取るのが難しい時があります。
そんな時に字幕があると聞き逃した部分で何を言っていたのかを確認することができます。
確かに!
僕も英語を映画のトランスポーター3でしていた時字幕を付けて見て勉強していました。
字幕を付けてリスニングをすることはよい訓練になったと思っています。
この勉強は外国語を聞くことを耳に慣れさせる良い方法だと思います。
勉強法4”とにかく会話してみる”
最後になりますがCさんにとって一番重要だった勉強方法はなんでしたか?
とにかくその言葉を使って会話することです。
私は日本で日本語を、英語をシンガポールで勉強したのですが机に向かっているだけではだめです。
せっかくその国に行くチャンスがあったのだから、その国の人としゃべって使わないともったいないと感じていました。
確かに机に向かって単語を暗記したり本を読んだりしているだけだと実際にその言葉がどういう風に使うのかわからないですよね。
その通りです。
実際に使わないとしゃべり方を忘れてしまいます。
それはいくらうまくしゃべれる人も一緒で、使わなければ忘れてしまうので積極的に使うのがよいと思います。
私は日本の大学に留学していたので、いろいろな人と会話をしていました。
日本人の学生は親切で私のへたくそな日本語に対しても親切に対応してくれたので、日本語をしゃべるのが得意になったかもしれないです。
なるほど環境も大事なのかもしれないですね
今はインターネットを使っていろいろな国の人たちと交流をすることもできます。
このような方法を使ってしゃべりたい言葉を使っている国の人と交流して勉強するのも良い方法だと思います。
まとめ
今回はCさんにいろいろとお話を聞かせていただいた中で、トリリンガル(バイリンガルにも通じる)ことを教えていただきました
- とりあえず書いてみる
- 使いたい国の言葉の歌うを歌う
- 字幕付きのニュースを見る
- とにかく会話してみる
人それぞれの勉強方法はあると思いますが、実際にトリリンガルの方の勉強方法をまねして勉強することによりトリリンガルもしくはバイリンガルになる近道になると思います。
もしよろしければこれを参考にしていただき、トリリンガルになるべく頑張っていただければと思います。
それでは