ローカルマーケットでムエタイ観戦

サワーディーカップ!

バンコク猫です

先日僕がお世話になっているローカルのムエタイジムで練習していたら会長から「試合見にいく?」って聞かれたのでいつですかって聞いたら今からといわれた。

まあいつも突然言われるので「オッケーです!場所はどこですか?」と聞いたら「ロムクラーオでやる」と

聞いたことない場所だったのでグーグル検索するもムエタイスタジアムの情報など一切出なくて困りました

ただよく話を聞くとマーケットの中に野外リングを立ててそこでやる模様

なんか面白そうなうえに次の日が休みだったので行ってみることに

グーグルマップを頼りに実際にマーケットへ行ってみるとドローカルのマーケットで日本人はおろか外国人が一切いない

なんかローカル日本料理枝さんはあるもののほぼすべてのお店がタイのローカル食

僕はこういう場所大好きなのでわくわくしながらリングを探すもなかなか見つからない

すると遠くのほうで大きな音が聞こえてきたのでそちらのほうへ行ってみるとブルーシートに囲まれた場所を発見

その前にジムの人たちが居たので挨拶すると来るのが早いねと言っている

その時は何でそんなことを言っているのかよくわからなかったがこの理由は後々わかることに

ブルーシートの囲いの中に入ってみるともうすでに試合が始まっていました

この日の試合はなんだか小さい子供の試合が多い感じがしました

8時半ごろ僕がお世話になっているジムの選手の試合が始まりました

年齢は聞いていないのですがたぶん中学生くらいの見た目

なのに戦績は100戦以上!

日本の選手ではデビューから引退までで100戦する選手はほぼいません

タイの選手は試合も練習の内のようで10代半ばで200戦している選手もいるようです

ムエタイの試合はクリンチと蹴りのポイントが高いため殴り合いは少ない感じです

この試合も両選手ともかなり消極的で僕の見た感じだとポイントを付けるのがかなり難しい試合でした

今回の試合は残念ながら相手選手の勝ちになってしまいました

この試合は9時くらいに終わったのですが一緒に来た方々は全く帰る気配がありませんでした

僕はてっきりファイトマネーを待っているのだと思っていたのですが10時になっても11時になっても動く気配はありません

まあいつか帰るだろうと思い1時まで待ったのですが全く帰る気配がありません

その間にジムの選手から「お腹すいただろう、飯食おう」と言われて差し出されたものが、ゆで卵らしきものとタイ料理のソムタム

ソムタムとは青パパイヤサラダのことですね

暗闇の中で座っていたのでゆで卵らしきものについては見えにくくなっていたので、一応「これなんですか?」と聞くと「卵だよ」と言われたので一口食べてみることに

するといつも食べている卵とは全く違う味とにおい

においは何というかレバーを温かいところで保存したようなにおい(わかりにくくてすみません)

しかも口の中に何か固い物体が残ったので何かと思ってみてみると、なんとそれは小さな動物の骨

タイ語では卵を「カイ」鶏肉を「ガイ」というので聞き違いかと思い、卵を手に取り光の下へもっていくと、明らかに外見はゆで卵、しかし中には鳥の羽がが生えており、できそこなった鳥の形をしているではないですか

これはまさかフィリピン料理で有名な「バロット」ではないか

まあもう見た目も味も完全にそれだったので聞く必要もないかと思い、手に取った卵を皿に戻すと僕にそれを紹介してくれた選手が悲しそうな顔をしながら「おいしくないの?」と聞いてくる

僕が通っているジムは完全にタイのローカルジムであり外国人はミャンマー人以外おらず、外国人選手が来ることもない

そんな中で外国人である僕に対しておもてなしのごちそうとして差し出してくれた彼の好意を踏みにじるわけにもいかない

僕は笑顔で「チョープカップ、アローイマーク(これ好きですよ、めっちゃおいしい)といい、たまごを2つ手に取ると一気に口へ放り込んだ。

強烈な生臭さと羽と骨で今にも吐きそうになる

この窮地を乗り越えるために大好物のソムタムへ手を伸ばし、たまごの味をごまかそうとソムタムを口へ運んだ

くさい

ソムタムはもっと臭かった

このソムタムには完全に醗酵した魚が入っているようだった

たまごの生臭さは一瞬にして消し飛び、口の中には腐ったようなにおいが広がった

長年タイに住んできて忘れかけていた、「僕はタイに住んでいる」ということをタイ人の選手は思い出させてくれた

辛さと臭さで涙を流しながら「アローイ」と一言だけ

僕としたことが水を用意するのを完全に忘れていたため自力でものこむことにした

やっとの思いで飲み込むも口の中にはいろいろなものが混ざったにおいが残ってしまった

そんなこんなで午前2時

ジムの会長がやってきて帰るのかと思いきや選手のバンテージを巻き始める

え、まだ試合あるの?と思いリングを見ると小学生くらいの子供が試合をしている

ここでようやく初めに言われた「来るの早いね」の意味が分かった

メインの試合が日付をまたいでおこなわれるからだったようです

まあ次の日が休みだったので何時まででもよいのですが深夜に試合なんて聞いたことがなかったのでびっくりしました

肝心の試合はというとバチバチの殴り合い

クリンチと蹴りがメインといいましたがこの試合は拳と肘の打ち合いで流血戦

うちのジムの選手は相手選手の肘で流血してしまい惜しくも判定負けしてしまいました

流血の原因は肘打ちで眉のところをカットしてしまったのが原因です

こんな深夜に病院なんて空いているのかと思いましたが多分警察車両に乗せられて救急で病院に行ったようでした

深夜に試合は怖いけどやってみたい気もしますね

それでは

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